
ゲームが好きならやっておくべき。たまにゲームするくらいの人もやっておくべき。傑作。最高。
目次
このゲームはめっちゃおもろい。でもその前に……。
にわかによるにわかの為のにわかレビュー

僕はおそらくネット上では「超ライトゲーマー」という階層に属する人間だと思う。
流行りのものならやることもあるけど、気がのらなければやらない。ビッグタイトルや新進気鋭の期待のゲームがあっても「これは一度はプレイしなければ……!」なんて気持ちは1ミリもない。
やりこみなんて面倒臭いし、トロフィーなんて気にしたことないので、いつもだいたい何%くらいでクリアしているだとかも、知らないので言えない。
- 龍が如くもミニゲームは軽く触っただけでストーリーを進めてしまう。
- マリオの大きいコインも、最初のうちはがんばるが、すぐにどうでもよくなってしまう。
- やってもやらないで自由と言われたイベントは、だいたいはやらない自由を行使する。
という、ヘビーユーザーやゲーム通から見れば唾棄されるような存在である。
だが、おそらくゲームユーザーの中では一番多い人口比帯に属する人間だと思う。
どんなジャンルも「にわか」の数が一番多いものなのだ。(そしてにわかをバカにする人が多いジャンルは必ず衰退する)
であればその「にわかゲーマー」が一番聞きたいのは、同じ「にわかゲーマー」の意見ではないだろうか。
というわけで久々にゲームやってみてもいいけど、面白くないと時間の無駄だしイヤよ、ってな人には最適のレビューになるかと思うが、ヘビーユーザーからすれば鼻で笑うような内容だろう。
だがヘビーユーザーであればこれほどゲーム業界で話題になったゲーム、プレイしていないはずはあるまい。
よって読む必要はないはずである。恥ずかしいので別の記事でも読んでほしい。
めちゃおもろい!
いや、もうめちゃおもろいの一言に尽きる。
これではレビューもへったくれもないのだがとにかくおもろい。
バカと思われても構わない。もう本記事では開き直って
めちゃおもろい!
を連呼することにする。
ゲームとは嗜好品である。
「味」のレビューでくっちゃらくっちゃら気取っていても仕方ないのである。
ライトユーザーとはいえゲーム世代である。
様々なゲームをやってきた。
感覚としてはこの十三機兵防衛圏、5年に1本の大アタリ作品、という感じかと思う。(これから他にゲームレビューをしていった時矛盾する可能性はあるが……)
いやまあとにかくめちゃおもろい。
正直こんなクソゲームレビューなど読んでいないでさっさとプレイすることをおすすめする。
ストーリー! とにかくストーリーがいい

十三機兵防衛圏はストーリーが抜群によい。
これに尽きる。
もうよくこんなもん考えたなという感じ。
海外ドラマの続きが気になる感、止まらない感に似ている。
ストーリーもののゲームのボリュームというのはある程度決まっているので、一気にクリアしてしまわないように自制したほどだ。(まああまり止まれなかったが)
「ま、僕に言わせればこのゲームはあれとあれの要素を足して割って斜めからみたような感じだね」
などと言う、知ったかくされオタクがいたら、鼻を折ってやりたくなるほどよくできていた。
ネタバレにならないようにかいつまんで言うと……という言葉をよく聞くのだが、そういうのって大概ネタバレになっている。
だから言わない。
けっしてレビューに慣れていないからの逃げではない。逃げではないのだ。
まあ僕の体感だけを記すとすると
うーん、どういうこと?
↓
あれあれ? そうなんの?
↓
え、お前マジで?
↓
うそでしょ? じゃああれがあれであれじゃん!
↓
やばっ、さらにそうなったらあれになるじゃん。やっば! あ、でもあれは矛盾してこない?
↓
ああそういうことですか、ごめんなさい。もう何も言わないからとにかく続き教えて。
↓
ああもう凄過ぎなにこのゲーム、もうどうにでもして
となるほどのゲームなのだ。
どうかどうか他のサイトのレビューなぞ読まずにプレイしてほしい。(ネタバレしすぎなんだよ、ボケが)
事前情報なぞディナーの前のポテトチップス、もしくは映画「猿の惑星」のジャケットのようなものである。
最高のゲーム体験をしたいなら、
面白い!
という情報以外は不必要だ。
最高の配合のカルピスに水をぶち込むのはやめた方がいい。
キャラもみんな魅力的

え、キャラ多くね?
というのが超ライトゲーマーである僕の最初の感想だった。
名前覚えんのめんどくせーよ、ってね。
でも全然杞憂杞憂。
すぐに愛着をもて、全員大好きになるほど魅力的なキャラばかりだから問題ない。
僕のお気に入りは〇〇と言おうとしたが、残念ながら選べない。
とにかく全キャラ最高だ。
グラフィックは超綺麗
僕はゲームのグラフィックにさして興味はない。
たまにハード間で映像の鮮明さを争っている記事を見たりするが、まったくもって意味不明だと思っている。
よって知識もあまりない。
コンボイの謎、という敵の玉すら見えないゲームをやってきた世代だ。
見にくくなければそれでいいという人間なのだ。
そんな僕から見てこのゲーム、とても美しいなと何回も何回も思ったことを覚えている。
他のゲームの金のかかったCGてんこもりで覚えている場面はそれほどないが、このゲームの各シーンはいくつも鮮明に思い出せる。
躍動するストーリーと共に是非楽しんもらいたい。
戦闘も楽しかったよ?

十三機兵防衛圏には戦闘もある。
そちらはあまり褒められてはいないようだが、僕にはおもしろかった。
なぜかと考えたのだが、それはテキトーに突撃しててもなんとかなったからではないだろうか?
それもやるかやられるかの丁度いい塩梅で。
おそらくゲーマーからすると簡単にクリアできてしまう難易度で物足りないのだろう。
だが僕みたいな各種パラメータがよくわからず、ロクに調べもせず、それでも突撃するような人間には手に汗握る闘いが待っている。
とりあえずコストの高い武器を装備して、それででっかい敵を溶かした時は大変気持ちがよかった。
そんないい加減な攻め方をしていると、圧倒的な物量で殲滅されそうになるのだが、その危機感とストーリーが相待って臨場感が増した気がする。
ストーリーと同じくこちらも攻略など一切みないで挑戦するのがおすすめだ。
詳しくは言わないが、主人公たちと同じ気持ちになれること受け合いだから。
各方面から絶賛だそう
いろんなところで評判がよく、あの人もあの人もこんな人まで褒めているんだとか。
だが僕がゲーマーでないために、一人も存じ上げなかった。
ただ、やはり口コミというものが一番アタリが多いなあと、このゲームを通して改めて思った。
絶賛せずにはいられない魅力が、この十三機兵防衛圏にはあるのだ。
映画でいえば「カメラを止めるな」のおすすめしたい感ににているだろうか。
とりあえずFFとかはこういうゲームが作れる人の爪の垢をあれしてくれれば、もっといいものできるんじゃないかなと思う。
おにぎりにこだわってた奴、お前だぞ。
十三機兵防衛圏はみんなやるべき

十三機兵防衛圏は皆がプレイすべきゲームである。
ライトゲーマーもヘビーゲーマーもない。
男も女も、ゲーム好きもゲーム嫌いも、クリエイターもそうでない人も、とにかくみんながやるべき傑作だと思う。
もうとにかくめっちゃおもろいねん。
「ゲームっておもろいなあ、こんなんずっとやってまうで。大人なったら働かずに、好きなゲーム買いまくってずっとやってよ」
なんて鼻水たらして考えていた、小学生の頃の気持ちを思い出させてくれたこのゲーム。
十三機兵防衛圏開発チームに最大の賛辞を送りたい。
素晴らしいゲームをありがとう。
最後にもう一度言う。
十三機兵防衛圏はめっちゃおもろい!