作曲の画像
Ri_Ya / Pixabay

「DTMで作曲するぞ!」と意気込んで、LogicやCubase、もしくは他のソフトをいれてみたけれど、「そもそも作曲ってどうやるの?」という人は多いと思う。
簡単です。
この記事を読めば必ずできるようになります。(ガレージバンドでもOK!)

条件は、ソフト(DAW)でピアノの音だとかベースの音だとか、音だけはでるという状態であること。
音をだすだけなら簡単なので、自分の使うDAW名(CubaseとかLogicとかFL studioとかガレージバンドとか)と「音の出し方」で検索して、音がでる状態にしておこう。

もし音をだすのは無理、っていうかDAWもパソコンもないよという人も、ギターかピアノが弾ける友達がいれば大丈夫だ。
もし自分が弾けるのならば、なおさらよいだろう。

初心者がDTMで簡単に作曲する方法

実は作曲の方法はプロもアマチュアもあまり変わらない

プロの作曲家はとんでもなく高度なことをしていると幻想を抱いてしまうが、そんなことはない。
基本的にここで説明ことをおこなっている。
おくせず一步踏み出せば、すぐにあなたも作曲ができるようになる。

コードを入れてみよう

コードなんか知らないし、たくさん数があるみたいだし覚えられないし、ってかコードって何? という人。
心配いらない。たくさん覚えなくてもいいし、コードが何かを知らなくてもよい。
さっそくやっていこう。

使うコードは以下の4つ

  • C  ド・ミ・ソ
  • Am ラ・ド・ミ
  • F  ファ・ラ・ド
  • G  ソ・シ・レ

これを1小節ずつマウスで入れていく。
ピアノの音が鳴る状態にして、C・Am・F・Gの順番で入れていこう。
音の重ね方もCならド・ミ・ソでよい。難しいことは考えなくてよい。
ド・ミ・ソとピアノロール画面でマウスでポチポチ入れてみればよい。
そして1小節の間、音が継続するように、音のブロックを右に引っ張ろう。
これで4小節のピアノが完成したはずだ。
それだけでは少し短いので同じものをもう4小節足しておこう。
コピー&ペーストを使ってもいいが、わからない人もいるだろうし、なにより練習のためにもう一度入力しよう。

これで8小節間のコード入力が完成した。

再生して鼻歌を歌う

コード入力が完成したら再生してみよう。
ピアノのコードがなるはずだ。
何度も何度もそれを聴いてみよう。(とりあえず5回ほど)
そのあとそれに合わせて鼻歌を歌ってみる。
テキトーでよい。本当にテキトーでよい。「フンフンフフーン♪」でよい。
ちょっと恥ずかしいかもしれないが、誰にも聞かれていないのだ、心配ない。
なんだか上手く行かない、あってるかどうかわからない、っていうかあってない、という人も、それでよい。
10回ほど鼻歌を歌うことにトライしてみよう。
そうすると、なんだかこのコードの時このメロディーにいきたいな、というのがでてくるはずだ。
そうなればしめたもの、あなたが作曲ができる人ということの証拠である。
頑張って8小節間のメロディーを作ってみよう。

どうしてもメロディーにならないという人は、スマホアプリでピアノソフトを立ち上げてみよう。
ない人は簡単にダウンロードできる。
今使っているコードの場合、白い鍵盤の音がメロディに使える音だ。
つまりドレミファソラシドである。
特にドレミが使いやすい。
流れるコードに合わせて、人差し指でスマホピアノを弾いてみよう。
それが鼻歌で合いやすい音だ。
その音をガイドにフンフンフンフン歌っていく。
そうすればきっと簡単になにかメロディができるはずだ。

どうだろう、何か鼻歌で歌えるようになりましたか?
そうであればおめでとう、あなたは作曲家の仲間入りである。

「いやいや、こんな簡単でいいの?」と思った人、こんな簡単でいいんです
あのアーティストもあの作曲家も、みーんなこのやり方で作曲を覚え、今もこのやり方で曲を作っている。
えらそうな顔をしていても、やっていることはこんなものだ。
別に初心者に「あんよが上手」と言ってるわけではない。
これでいいのだ。
逆に簡単が故に個性的なものを産むのが難しい、というわけだ。
とりあえずこのやり方で、いくらでも鼻歌が歌えるようになろう。

ちなみに今歌っている鼻歌は、必ず録音してなにかに残しておいたほうがよい。
作曲を始めたてというのは個性の塊のようなものなので、後々普通のものしか生み出せなくなった時、その録音がきっと宝の山になる。
いつの日か、もし僕のおかげでヒットソングが生まれたなら、印税を僕に分けてほしいと思う。

コードの並びを変えてみよう

今並んでいるコードはC・Am・F・Gである。
このコードの並び順を変えてみよう。
例えばAmから始めれば、ちょっとシリアスな感じになるはずだ。
Am・F・C・Gなんて感じにすれば洋楽ぽい雰囲気にガラッと変わる。
4小節を2回繰り返しているが、そこにこだわる必要もない。
Am・F・C・Gのあと繰り返さず、F・G・C・Gといってもいいだろう。

同じコードを2小節続けてもよい。
F・F・C・C・F・F・C・C
なんてコードでも全然OK。
あなただけのコード進行を作ればよい。

またコード間の長さも1小節にこだわる必要もない。
短くして2拍ずつにしてもよい。
多少せわしなくなるが1拍ずつでも構わない。
ごちゃまぜでもよい。
テンポ(BPM)も自由である。

聞き飽きた言葉かもしれないが、音楽は自由だ。
しかも今は、かなりルールを守って作っている状態だ。
何も恐れることはないので、ドンドン自分だけのコード進行を発明してほしい。

歌詞をつけよう

後は先程生み出した鼻歌に歌詞をつけてみよう。
これほど自由なことはない。
「今日は暑くてしんどいな」でも「君が好きだ愛してる」でも英語でもアラビア語でも構わない。
恥ずかしいなら雑誌や本の言葉でも、なんならテレビのテロップでもよい。
言葉がつくと、途端にメロディは輝き出す。
なんてことないメロディだと思っていても、言葉とマッチすると素晴らしい名曲になったりもする。
メロディー、コード進行、そして言葉、この3つが合わされば選択肢は無限大になる。
どんどんあなただけのオリジナルソングをこの世に誕生させてみよう。

まとめ

いかに作曲が簡単か分かってもらえただろうか?
本当にこれが作曲の基本であり全てである。
「いやいやそんなん作曲と呼べないよ」というアマチュア作曲オタクが寄ってきそうだが、そんなもの無視してよい。
ぜひ楽しんで作って、将来僕に印税を恵んでほしいと思う。

そして次回は、これを更に発展させる方法を学んでいきたいと思う。

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