マナー講師の画像

なんだか定期的にわいてくる、マナー講師による謎マナー。

なんだそりゃと思い理由を聞くと、いっそう首を傾げてしまうものばかり。

もはや完全に大喜利状態になっている。

あまりにも目に余るので、変なマナーをまとめてみた。

10年後には常識になっているかもしれない?

マナー講師による謎マナーをまとめてみた

とっくりのそそぎ口を使うと失礼

お酒の席で、とっくりで日本酒を注ぐことがあるだろう。その時は注ぎ口を使ってはならない。縁の切れ目を想像させてしまうからだ。とっくりを作る職人さんやメーカーは、当然美しい注ぎ口を造るために心血を注いでいるのだろうが、そんなものは1ミリたりとも気にしてはならない。なぜならマナー違反は犯してはならない大罪だからだ。

「くりーむしちゅーのハナタカ!優越館」という番組で放送された内容だ。テレビは絶対にウソはつかないので信用していいだろう。1番酒に詳しいであろう酒造メーカーが聞いたことがないと言っても、マナー講師様の方が正しいのだ。知らない者達を憐み嘲笑し優越感にひたろうではないか。

通夜葬儀の場合はマスクも黒に

葬式といえば「黒」とマナー業界では相場が決まっている。当然マスクも黒である。マナー講師の頭の中には「あれシャツは白だけどそれはいいのかな?」などという疑問は存在しない。マスクが白でもなんでもよいとなれば、マナー講師の出番がなくなってしまう。クソマナーはクソであるほどいいのである。

コロナ禍の中、都合よく求めた色のマスクが手に入りづらいことなど、もちろん一切考慮しない。人の迷惑や不便さなど、マナー講師の前ではなきに等しいのだ。故人を忍ぶ前に、まずはマスクの色に拘ろう。

金属製の名刺入れはマナー違反

金属製の名刺入れは革製品の名刺入れより低級だ。異論は認めない。金属製名刺入れメーカーの気持ちなど考えない。マナー講師様の言葉は全て正しく高尚なのだから。

カタカタ音が鳴るのもマイナスポイントだ。金属製は当然冷たいし、相手の名刺をのせた時に滑りやすい。大体落として床に傷でもついたらどうするのか。金属製の名刺入れは欠点ばかりというわけだ。

決してイチャモンではない。マナー講師のいうこtwjjおごvkds

お客様の名刺より大きいと失礼、自分の名刺を切り取り小さくしましょう

名刺の大きさはその人の「格」だ。へり下る場合は小さくしておかなくては失礼にあたる。ぜひプリクラや証明写真サイズにして、自分はあなた様に比べれば矮小な存在でございます、とこびを売りまくろう。相手の整理のしにくさなど関係ない。自分のことだけ考えるのがマナーといえる。ミニマムサイズの名刺を用意するといいだろう。

リモート会議では深々と頭を下げながら会議終了ボタンを押しましょう。お客様より先に退室してはいけません

これ実はデマだそうだ。恐ろしいのはデマでも謎マナーというのは広まるという点だろう。出典など誰も気にしない。謎マナーにマナー講師自身が身を焼かれる恐ろしい時代である。

賽銭マナー。10円=遠縁、500円=これ以上大きな効果(硬貨)がない、65円=ロクなご縁がない

素晴らしい。マナー講師のダジャレセンスは、新橋のサラリーマンを超えている。それは神すらを驚愕させ、あなたにご利益をさずけるだろう。

本当にある謎マナー

ここまではとんでもマナーを紹介してきたが、ここからは実際にあるへんてこマナーをご紹介する。知らなければ痛い目にあうこともありえる?

ハンコは傾けて押す

書類に上司のハンコがある場合、自分は真っ直ぐキレイに押すのではなく、上司に向かって傾けて押すようにしよう。おじぎをしているように見えて、あなたの上司にこびへつらうことができるのだ。おじぎハンコを身につければ、あなたの未来は明るい。

取引先で出されたお茶には手をつけない

せっかくだしてくれたお茶。だがこれは罠かもしれないと疑おう。手をつければ「はい、マナー違反です」と言われるかもしれないのだ、マナー違反になるくらいならば、お茶をいれてくれた相手の気持ちなど気づかう必要はないのだ。

似たようなもので「飲み干さない」というものがある。何が正解かを確かめる術はない。五感を研ぎ澄まし、正しい答えにたどり着け!

乾杯時、相手よりグラスは下げる

これは本当によく見かける。しかし相手も上になっちゃ失礼と思っている場合は、下ポジションの取り合いになる。空中で変な動きをしながらグラスがぶつかりお酒がこぼれるという、誰も得しない素晴らしいマナーだ。

ビールのお酌はラベルを上に

ビール会社に勤めているわけでも恩があるわけでもなくても、ラベルは綺麗に上にむけよう。理由はあるのだろうが知らなくてOKだ。いちいちマナーの由来を知ると血管がもたない。

暑くてもジャケットは脱がない

クールビズなぞどこ吹く風、ジャケットは脱いではならない。もはや40度をこえる真夏の日本でもだ。もちろんネクタイもする。自分で自分の首をしめていくのだ。嗚呼素晴らしき国ジャパン。

タクシーは運転手の後ろが上座

タクシーに乗る場合、1番奥に上司を放り込もう。そして自分は率先して序列最下位の助手席に乗り込むのだ。実は助手席が1番広々としておりくつろげることは内緒である。運転席の後ろが2番目に狭いことも内緒だ。

メールのCCは序列順に

ビジネスメールの世界では、ccの並びもまた重要な事柄である。必ず並びには気をつけよう。なんの意味もない行為で煩わしさを増やすのがマナーの真髄というものだ。

まとめ

いかがだったろうか?

この世の中にはさまざまな謎ルールが蔓延っている。

今は「んなアホな」と笑っていても、そのうち遵守するのが当然になったりすることも実際にある。

いつの日か「マナー講師の言うことをきくのはマナー違反です」というマナー講師もでてきそうなほど、マナー業界は言ったもん勝ちの風潮がある。

くれぐれもマナー禍に巻き込まれないよう、慎重に生きていってほしいと思う。

一言よろしいか?

バ〜〜〜っカじゃないの?

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