
僕はライブではFractal AudioのAX8で音作りしているが、たまにしか使わないエフェクトはLine6 M9 Stompboxに任せている。
なぜこれを使うのか、その魅力をシェアしていければと思う。
目次
ギターのエフェクトはLine6 M9 Stompboxがおすすめ
使うエフェクト、あまり使わないエフェクト
ギターのエフェクトはよく使うものとあんまり使わないものとに大きく分かれる。
Line6 M9 Stompboxはその「あんまり使わないもの」を1手に担うなんでも屋さんのような存在だ。
僕の場合は「コーラス」「トレモロ」「リバーブ」「フェイザー」「ハーモナイザー」はほとんど使わない。
ほとんど使わないが、ライブで各々1回くらいは使う。
そのためにこれら5つのエフェクターを並べるのは音質にもよくないし、トラブルの原因にもなる。
なんだかなあ〜、と思っている時に出会ったのがLine6 M9 Stompboxだった。
エフェクトはこれだけで余裕でいけてしまう
M9は足元に6つのエフェクトを好きに並べておいて、3つまで同時に使うことができる。
はっきりいって充分すぎる。
通常使うディレイなどはAX8側でオンオフするので、M9のディレイはそこまで使わない。
特殊な深いディレイなどはM9を使う。
リバーブも同様だ。
MCの後ろでホワワーンとしなければならなくなったりしたら、M9に設定しておいた深いエフェクトをONにする。
20曲のうち1曲だけしか使わないようなハーモナイザーやコーラスも、そんな風に使っている。
変なエフェクトを要求された時も対応できる。
よくわからないけど奇妙なエフェクトが豊富に入っているのだ。
あんな音を作るためにコンパクト・エフェクターを用意していてはキリがない。
そういう時は便利屋のM9にがんばってもらおう。
音質も充分
音質も充分よい。
僕はM9の歪みは使わないが、使っても特に問題は感じない。
空間系もよい音だし、問題ない。
便利屋だとか問題ないだとかいうと、音質はそこそこなのかという風に聞こえてしまうが、いい音なのだ。
それ以上に便利すぎるので、音のよさにはフォーカスされにくいのだろう。
トゥルーバイパス仕様なので、(トゥルーバイパス、アナログバイパスに設定切り替え可能)僕が使う目的にも非常にマッチしている。
使い倒せば魔術師のように多彩な音色を操ることができるだろう。
メインの音に注力できる
あまり使わない音をM9が1人で対応することで、メインの音にかけられるスペースやコスト、意識が増える。
そちらのほうがどう考えてもいいだろう。
あとはしっかりメインの音をいいものに仕上げるだけだ。
まとめ
Line6 M9 Stompboxを導入して、僕はペダルボードの重さ、狭さ、トラブル、かかるコストから開放された。
別に楽をしているわけではない。
上に書いたとおり、本当に大切なことにより注力できるのだ。
ギターのシステムは総合的なことを考えてカスタムしていくべきだ。
30個エフェクターを並べて完璧なシステムを組んでも、トラブルが起きては元も子もない。
おまけに原因究明するまでに、ライブは終わってしまうだろう。
M9ならトラブルが起きても、配線を飛ばしてつないでしまえばいい。
そしてそのライブはM9のエフェクトは使わずに乗り切るのだ。
トラブルシューティングもギタリストの大事な責務だ。
是非、どんな要望にでも応えられる、頼りになるギタリストになってもらいたい。
それでは、素敵なギターライフを!