
浴びるほどマンガを読む僕だが、ノーチェックだった作品が面白かったので紹介したい。
その名も「古見さんは、コミュ症です」
誰でものほほんと読めるし、メジャーどころはあらかた読んでしまって面白い作品を探しているという人にもおすすめだ。
目次
おすすめマンガ「古見さんは、コミュ症です。」が面白い

基本設定
めちゃくちゃ美人で高嶺の花の女子高生「古見」さん。
だが彼女はとんでもなく人見知り、いわゆるコミュ障なため人とほとんど喋ることができない。
しかし席が隣になった超普通男子「只野仁人」の協力を得て、友達100人計画のため奮闘する、というストーリー。(多分)
只野と古見さんの二人が主人公、かな。
喋らないヒロイン
古見さんは前述の通りほとんど喋らない。
基本筆談するしかない。
数話ならもつかもしれないが果たして、、、と思っていたが全然もつ。
というかそれが素晴らしい魅力になっている。
古見さんもそれを克服したいと頑張っているので、とても応援したくなってくる。
「古見さんは、コミュ症です。」というタイトルから、なんだかネガティブな内容なのかと思っていたが、全然そんなことはない。
古見さんは神である。
もう一人の主人公「只野仁人」

超普通なただの人、という設定を名付けられている只野。
こいつはシリアス時もデフォルメ時も同じモブ顔描写という可哀想なやつだが、全然ただの人なんかじゃない。
その正体は、とってもいいやつ。
誰とも分け隔てなく接することができるのは、才能だなあと思う。
意外に作画がとっても上手い
このマンガ、読んでいて感心するのがその作画のうまさだ。
意外に上手いなんていっては失礼だが、うまさを感じさせずにとっても上手。
ほのぼの系やギャグ系って、絵のうまさが前面にでてくると邪魔なんだよね。
超絵の上手い作者が描いた、漫画家を題材にしたマンガがあったけど、あれのギャグシーンとかさ。
でも下手だと気になるし。
ほんとに控えめに、でも実はとっても上手。
スケットダンスとかもとても上手だったけど、ああいう感じかな。
登場人物が全員魅力的

ほんと嫌いなキャラがいない。
全員頭のネジがとんだキャラばかりだが、そういうのにありがちな特有のうざさもない。
キャラ数も多いが、このマンガは個性がそのまま名前につけられるという形が採用されているので、名前を聞けばなんとなく誰だか分かる。マジカルタルルート君方式というやつだ。
ヤマンバギャルが出てきたときは心配になったが、杞憂だった。
万場木さん、大好きだ。
かぐや様は告らせたい、SKET DANCE、君に届け、斉木楠雄の ψ 難、なんかが好きな人は多分好き
かぐや様は告らせたい、SKET DANCE、君に届け、斉木楠雄の ψ 難、なんかが好きな人は多分気に入ってくれると思う。
全部高校を舞台にしている作品だが、それだけではない。
これらの作品は単純なギャグにだけに終始するのではなく、しっかり人間の心の機微を描いている。
「古見さんは、コミュ症です。」はむしろそっちのほうがメインともいえるので、楽しめるはずだ。
学園物を読むとしにたくなる人は注意
それは僕だ。
学園ものを読むと、2度と戻れない学生時代を思い出して、なんとも言えない気分になる。
そんな人は注意である。
そんな人ほどハマってしまうからだ。
ああ甘酸っぱい。
羨ましいぞ只野。
どこがただの人なんだ。
お前みたいなスペシャルなやつがほいほいいてたまるか。
まとめ
非常にレベルの高い作品だが、大大大ヒットしているわけではないので、まだ読んでいない人も多いかもしれない。
定期的に訪れる「なんか面白いマンガないかな〜」が訪れたなら、ぜひ読んでみてもらいたい。
だがその結果なんともいえない気持ちに悶えることになっても、責任はもてないのでよろしくどうぞ。
読んでみる前と後では、だいぶ印象の違う作品だった。
おすすめだ!
では、最高のマンガライフを!