
日本学術会議で働けば終身年金250万円、はデマ。
先日の記事の中で、
「日本学術会議の在り方には疑念があるけど、
騒がれている終身年金の件はデマだよ」
ということを書いた。
だがフジテレビ上席解説委員平井文夫氏が、
10月5日このデマを声高にテレビ番組の中で言ってしまった。
翌日10月6日番組内で、その発言をしたわけではない伊藤利尋アナウンサーが、
平井文夫氏に代わって訂正、謝罪をした。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f7c1e42c5b61229a0569d79
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f7bcec1c5b61229a055ff86
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1005/joj_201005_0279048432.html
放送があった5日の時点ですでに、この件を撒き散らした国会議員は一応訂正しており、
この件は流石にデマだったと一般人でも知っていたのだが、
気付いていなかったのだろうか。
訂正していないのはネットのまとめサイトとかくらいだろう。
まさか上級解説員の情報収集がそれらだったとは思いたくない。
僕も番組を観ていたが、スタジオのタレントも信じられないくらい驚いていた。
それもそうだろう。
だってタレントさんが聞いても、
本当だったらとんでもないということが一聴してわかる内容なのだ。
それくらい大きい内容なのに、事の真偽を確かめなかったのだろうか?
僕も国会議員達のツイートを見た後、
「これはえらいこっちゃ!」
と調べてみたが、10分でデマと分かった。
だって数があわない。
これは他の僕と同じ一般の人たちも同じで、
「デマだったって話ついたじゃん、まだ言ってんの? 情弱www」
といわれている状態だったのだが。
平井氏はご自分の口で説明するべきだと思う。
というのもこの件、
「日本学術会議は終身年金・年250万」
と記憶する人が多いだろう。
一度流されたデマは、時がたてば訂正部分など忘れ去られる。
過去を振り返ってみれば明らかだ。
学士院の壮々たるメンバーの名を落とす発言でもあったことは間違いない。
もちろん学士院の年金250万円が是か否かは別問題。(この記事で述べたとおり、僕はいいと思っている)
最近よく聞く「説明責任」という言葉。
それを果たすべきなのは、何も政治家だけではないだろう。