

これは世のゲーマー男子の夢である。
相手が本田翼なら、もう最高すぎるだろう。
しかし現実はそううまくは行かない。
ああ、本田翼の話ではない。
女子とゲームを楽しむ、という話の方だ。
一緒にゲームをやろうよ、となっても楽しんでいるのは男だけ、という経験はないだろうか?
気を使って「いや、私も楽しんでるよ」と言ってくれる子はいるものの、本当にそうかどうかは隣にいれば分かってしまうものだ。
そして楽しんでいないのなら、ゲーム選びが間違っているのかもしれない。
対戦系やアクションゲームを一緒にやる夢は、諦めたほうが懸命だろう。
アンチャーテッドシリーズのような、ストーリー性にとんだものでもちょっときつい。
そんなカップルにはDetroit: Become Humanがおすすめだ。
「ちょっと2人で楽しめるゲームないかなあ」と悩んでいる方には超おすすめである。(プレイ操作自体は一人プレイ)
「早く続きをやろうよ」と言われた数少ないゲームのうちの1本だ。
もちろん彼女がいなくてもおすすめだ。
注意点として、絶対にネタバレは見てはならない。
検索もしないほうがよい。危険だ。
もちろん当ブログはネタバレ絶対禁止なので、安心して読んでもらって大丈夫だ。
目次
彼女と一緒に楽しめるPS4おすすめソフト、Detroit: Become Human

まるで映画?
この映画のレビューでは「まるで映画」といわれることが多いようだ。
僕も概ねそれに賛同する。
そうすると「じゃあ映画みればいいじゃん」という声が聞こえてくる。
僕はそれにも賛同する。
じゃあこのデトロイトをおすすめするのか?
それは、このゲームのストーリーを越える映画とは、なかなか巡り会えないからだ。
このお話は、このゲームをプレイすることでしか追体験できない。
3人の主人公
主人公は3人おり、彼らは皆アンドロイド、つまりはロボットだ。
進行に応じて3人の誰かの視点に順次切り替わり、並行して物語を進めていくことになる。
もちろん同じ世界、同じ時間軸の中でストーリーが並列しているので、3人の物語が交錯することもあるかもしれない。
そのあたりは映画というより海外ドラマに近い感覚かもしれないね。
プレイする側の男女の感覚の違い
面白いのはプレイしている側の男女の感じ方の違いかもしれない。
僕は左の男性型アンドロイド「コナー」と右側の「マーカス」の物語に興奮していたが、彼女は中央の「カーラ」と少女の物語に心を奪われていた。
物語に緩急がありバリエーションがある。
途中で飽きさせないような効果も存分にあるのだろう。
プレイしてみてこのゲームが素晴らしいと革新した僕らは、すぐに物語を終わらせてしまわないように、自分たちで進行具合をセーブして楽しむようになった。
すぐに消化してしまうのが惜しくなったのだ。
もちろん彼女は「コナー」と「マーカス」のストーリーも楽しんでいたし、僕も「カーラ」の物語に胸を痛めていた。
会話が広がる
2人でゲームをしていて大事なのは、意外に会話だと思う。
特に女性はその傾向が強い気がする。
このゲームは会話がはずむ。というか広がる。
デトロイト・ビカムアヒューマンの舞台は2038年、近未来だ。
文明が進めば起こり得るであろう問題を、まっすぐ僕らに突きつけてくる。
もちろんそれは現代の社会でだってありうるし、失業や虐待、人種差別などすでに起こっている問題も多い。
「ストーリーどうなっちゃうんだろう!」なんて話ももちろんできるが「もしこういう世界になったらどうする?」とか「自分がアンドロイド側だったらどうする?」とかいう話にも広がるだろう。
少子化問題とかの話にまで広がって、そのままベイビーを作ってしまうのもいいと思うぞ。

鳥肌ポイントが多い
まあそんなこんなは置いといて、このデトロイトとかいうゲーム、とにかくあの手この手で鳥肌ポイントを連発してくる。
なんでもありなのがゲームの強みといいますか、もうとにかく小憎らしいほど感動する。
「そうくるか〜、そうきちゃうのか!」というポイントが多いので、やめ時に苦心することになるだろう。
未だに鮮烈に焼き付いているシーンの多いこと多いこと。

アクション要素はほぼない
ごくたまにQTE要素はでてくるが、基本アクションはないと思っていい。
メイン操作は男性がやって、疲れたら女性にちょっと任せるという、よくあるあれができるゲームだ。
彼女がストーリーも基本すっとばすアクションガールなら、他のゲームの方がいいかもしれない。
それでもこれは別として楽しめると思うけど。

まとめ
本当に最高の体験ができるDetroit: Become Human。
彼女とプレイすることに焦点をあててきたが、1人でプレイする分にもとてもおすすめだ。
というか1人だろうがなんだろうが面白いから、2人でプレイしても面白い、という方が適切かもしれない。
自宅にPS4があるのなら、プレイしないとちょっともったいない。
損してる、といってもいいかもしれない。
それくらい素晴らしいゲーム。ぜひプレイしてみてほしい。
ただ冒頭でもいった注意点、
ネタバレは絶対見るな!
はぜひとも守ってほしいと思う。(そう言ったら逆に見ちゃうのかな〜、ダメよ絶対)
皆様、ぜひ楽しいデトロイトライフを。